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吉良の仁吉 [人生劇場]

bsk5865 2012. 9. 18. 14:27

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吉良の仁吉

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吉良の仁吉二吉とも書く。きらのにきち、本名:太田 仁吉天保10年(1839年) - 慶応2年4月8日1866年5月22日))は、清水次郎長の兄弟分として幕末期に活躍した侠客

生涯 [編集]

三州吉良横須賀(現・愛知県西尾市吉良町)に没落武士の子として生まれた。無口だが腕っ節と相撲が強く、相撲の上での喧嘩で侠客の親分の寺津の間之助[1]に匿われたのがきっかけとなり、18歳から3年間を次郎長の下で過ごした。次郎長と兄弟のまで交わす仲となった後、吉良に帰り吉良一家を興した。

侠客の穴太(あのう)の徳次郎[2]が、次郎長一家が世話をした伊勢の吉五郎[3]縄張りであった伊勢荒神山(こうじんやま)[4]を奪ったため、徳次郎の手下や岡っ引らの仲介をも断って、世に言う「荒神山の喧嘩(血闘)」に乗り込んだ。喧嘩で吉五郎側は勝利を収めたが、仁吉は鉄砲で撃たれた上、斬られて死亡した。享年28。

人物 [編集]

義理に厚く若くして義理に斃れた仁吉は後世、人情物の講談浪花節浪曲)、演劇や数々の映画歌謡曲などの題材として よく取り上げられる存在となった。荒神山の喧嘩に吉五郎側として参加した一人で後に旅講釈師となった松廼家太琉が、講談師の三代目神田伯山にネタとして当時の様子を伝え、更に伯山の講談を浪曲師の二代目広沢虎造が採録して浪花節としたことで広く知られるに至った。

このため史実と作り話が混在して伝えられており、芝居や映画では仁吉は徳次郎の妹・お菊を妻に娶ったものの、吉五郎の助太刀のためにお菊を離縁したとされるが、仁吉には結婚歴はないため、後に創作されたものと言われる。

墓碑 [編集]

はその一周忌に次郎長が太田家の遺族と共に建立したものが、今も生誕地の吉良町にある源徳寺真言宗)に残っている。荒神山観音寺(三重県鈴鹿市)に残る吉良仁吉之碑は、後世に二代目広沢虎造が建立したものである[4]。現在、吉良町では吉良三人衆(他に尾崎士郎吉良義央)の一人として、毎年6月に墓前祭を兼ねた「仁吉まつり」が行われている

脚注 [編集]

  1. ^ 寺津の間之助の寺津は、現・愛知県西尾市寺津町。次郎長が無宿渡世の世界に入った際に長逗留した場所で、以来幾度も次郎長は間之助の元を訪れている。
  2. ^ 穴太の徳次郎:通称、穴太徳。穴太は現・三重県東員町穴太。「安濃徳」とも言う。
  3. ^ 伊勢の吉五郎:「神戸の長吉(かんべのながきち)」とも。神戸は現・三重県鈴鹿市神戸。
  4. ^ a b 荒神山は、もともと高神山(こうじんさん)という山号であったものが、仁吉らの喧嘩の一件を伝えていく間に荒神山(こうじんやま)となってしまった。

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]

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三河 吉良

[ 桜上水小史 北沢用水上流域の地史 ]
蒲郡からさらに足を伸ばし、吉良まで行った。
いいところだ。何も目立つものはない。
せっかくだから、斑馬というところにある東条吉良さんの城跡へ行ってみることにした

蒲郡から吉良吉田へ。
以前は、そのまままっすぐ碧南まで線路が延びていた。
何もない合流する形をした駅ホームのそれぞれに、名鉄の赤い電車が二両止まっている。
警笛が鳴って、曲がった側のホームから電車が出発する。

吉良町は、最近西尾市に吸収された。ともかく、何も目標となるものがない。わからない。
横須賀、八王子...どこかで聞いた地名が現れ、何かのつながりを暗示するようであるも、平たい土地には、何の特徴もない。

なにげに、吉良の仁吉の墓所である源徳寺に行きあたる。
「吉良の仁吉は男じゃないか 俺も生きたや仁吉のように 義理と人情のこの世界」
ワシャワシャと聞こえる蝉時雨の中、たずねる人もない静かな寺に仁吉は眠っていた。

ようやくランドマークを得て、山側へ向かい、古城山駐車場という標識へ行き当たる。
農薬散布のおじさんに場所を確かめ、県道を少し登った先の古城山にようやくたどり着いた。

坂を上って、八幡様にお参り、その左手上に古城跡があった。
黒塀で組まれた櫓をくぐると、多少の広場があり、いささかの説明板が、3箇所ほど見える。
夏草が多少伸びているが、見苦しいほどではない。構築物の黒に、草の若緑が映え、世田谷城址よりエレガントに整備されている。

西尾市観光協会ホームページ

吉良では、仁吉に加え、尾崎士郎吉良義央の三人を吉良三人衆と呼ぶ。
尾崎士郎が、江戸時代、吉良では忠臣蔵はご法度だったと、どこかの作品に書いている

元禄赤穂事件が巷間伝わるような事件であるとして
上席者の殺人を企てた政府高官の部下たちが、後にテロリストとして、当の元上席者を集団で殺害し、それが忠義の証とされ、毎年年末に義士に多数の人が詣でる
およそ不合理、不条理なその決着が日本人の心の赴く処であることは、本当は、日本人として恥かしいことである。
調査、論理を精査せず、表面の情緒に流され行動に走る。われわれのセンティメントは、その時代以来変わっていない。

吉良の人々にとって、これほど口惜しいことはない。
領主が、わけのわからぬ理由で殺害され、あげく悪役に擬せられる。
地元では特に悪政を敷いたわけでもないのに、吉良という地名だけで、自分らまでなにげに肩身の狭い思いをさせられる。
近代、あるいは現代においても忠臣蔵が映画化されるなり、泉岳寺詣でが大きく取り上げられるなり、その都度、どこか居心地の悪い思いが残ると思う。

古城山を掃除する女性があった。
観光客が訪れることは珍しいのであろう、「どちらから」と声をかけられた。
「東京からです」と答えると、「あぁ、あちらでも討ち入りとかで、ご存知の方は多いでしょうから」と言う。
おもわず、
「いや。そうではないんです。東京の世田谷から来ました。吉良さんは、世田谷の殿さまでもありました。義央さんよりはるか前、戦国時代より前に、こちらの東条吉良から出た吉良さんです」
と申し上げると、
「それはもう、ありがとうございます」と平身低頭。こちらが逆に驚いた。

吉良は、どことなく、西伊豆に似ている。
静かな海からあがると水田が続く向こうに山並みが走る。
海運と豊かな農業生産性。
源氏はそのような土地を選んで、拠点化していったのだろう

http://plaza.rakuten.co.jp/sj2006/diary/201207300000/ 


あらすじ [編集] 人生劇場

注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください


大正時代、遊女のおとよと駆け落ちしてきた飛車角は、小金親分の配慮で深川に隠れ住んでいた。小金一家は文徳組と喧嘩になり、一宿一飯の義理がある飛車角は宮川と熊吉を連れて文徳を刺し殺す

 

逃走中に逃げ込んだ庭先で出てきた初老のバクチ打ちの吉良常は「おめえさん、無職(ぶしょく)だね」と事情を聞かずに匿う。

 

義理のためとはいえ人を殺し女房を残していく飛車角の心を慮った吉良常はしょせんヤクザの行く道は赤い着物(囹圄の人となるか)か白い着物(仏になるか)かと渡世の定めを語り、吉良常は親分の忘れ形見である青成瓢吉のことを語る。

 

飛車角は警察に自首して懲役5年を食らい、おとよは小金の弟分の奈良平が預かる。深川不動の夏祭りへ出かけた奈良平とおとよだが、そこで小金が何者かに暗殺される。奈良平の表情で真相を察したおとよは逃げ出し、宮川に匿われる。

 

似通った境遇の2人はやがて結ばれるが、宮川はおとよが飛車角の情婦だと知り青褪める。そこへ飛車角が恩赦で出所するが、迎えに出た吉良常はおとよの事情を話す。おとよを諦めた飛車角は吉良常に誘われ、吉良へ向かう。

 

酒屋の女お千代にも慕われてこの街で平和に暮らす飛車角だが、そこへ宮川とおとよが現れる。飛車角は黙って2人を許した。それからしばらくして、吉良の地の仁吉祭りを巡って吉良常と浜勝が諍いを起こす。

 

飛車角は浜勝に祭りには指一本触れないよう念書を取り、浜勝も飛車角の男意気に感服する。そこへ熊川がやってきて、小金暗殺の真相を知った宮川が単身で奈良平に殴りこんで殺されたことを告げる。飛車角は引き止めるお千代を振り切って東京へ戻る。奈良平は飛車角を迎え撃つために総力を結集する。

 

おとよは泣きながら飛車角を止めるが、振り払って飛車角は言った。「あの世で逢おうぜ」

奈良平と手下が待ち構える屋敷へ向かい、飛車角は坂道を登って行った……

http://ja.wikipedia.org/wiki

 

人生劇場

尾崎士郎の同名小説を深作欣二、中島貞夫、佐藤純彌が共同監督。『人生劇場』の映画化は実に十三回目だが、「青春編」「愛欲編」「残侠編」を一本にまとめている。華やかな女優陣の他、豪華なキャストが話題を呼んだ。
 

 

 青成瓢吉は故郷を離れ、東京で学生生活を送っていた。学生運動に熱中していた瓢吉は、お袖と出会い愛し合うようになる。瓢吉は作家を目指していたが、ある日、女流作家を目指す照代と出会った。小説の懸賞で一席と二席を分け合った二人は、同棲生活を始める。

 

瓢吉は中国への取材旅行が決まり出版社へ向かう途中、瓢吉と別れ女郎になったお袖と再会。お袖はすっかり変わり果てていた。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id148397/